みょうおうじ
岐阜県不破郡関ケ原町今須2591-1
正平15年(1360年)、能登国・諸嶽山總持寺の僧侶であった大徹宗令禅師が今須に立ち寄り、今須城主の長江重景宅に宿泊した。その際、長江重景の亡き母である妙応尼が生前の悪行のために成仏出来ず、この世で..
正平15年(1360年)、能登国・諸嶽山總持寺の僧侶であった大徹宗令禅師が今須に立ち寄り、今須城主の長江重景宅に宿泊した。その際、長江重景の亡き母である妙応尼が生前の悪行のために成仏出来ず、この世で古い御堂に棲み付き毎晩のように悪鬼から咎められているという夢を見た。このため大徹禅師は妙応尼の菩提を弔うため、自らの師・峨山韶磧禅師(道元の4代後の弟子)を招いて妙應寺を開いた。寺号は妙応尼に因む。また、大徹禅師は2代目になったと伝えられている。 妙應寺は領主の菩提寺として庇護され、寺運も隆盛したが、応仁の乱後長江家が没落すると庇護者を失ったことで一時衰退する。江戸時代には寺領20石が安堵され、中期以降には京都伏見宮家の祈願所として庇護された事で再び隆盛した。
今須(います)にある曹洞宗の寺院。同派東海管区岐阜県第1教区に所属している。
青坂山(せいばんざん)
曹洞宗
末寺 ・杉沢玉泉寺
1360年(正平15年・延文5年)
釈迦如来
峨山韶磧
長江重景
青坂山妙應禅寺
東海四十九薬師第13番札所 西美濃三十三霊場第18番札所 総持寺直末三十六門のひとつ
無料
有り
有り(駐車場)