きゅうえいじ
福井県三方上中郡若狭町三宅56-5
社寺由緒記によれば万年山久栄禅寺は本尊薬師如来 開山は洞家芳庵派の観秀和尚なり。それおもんみれば往古寺あり其の名を長久寺と云う。東方の教主薬師如来の霊場にして感応窮りなし。遠近の僧侶皆もって尊崇せざ..
社寺由緒記によれば万年山久栄禅寺は本尊薬師如来 開山は洞家芳庵派の観秀和尚なり。それおもんみれば往古寺あり其の名を長久寺と云う。東方の教主薬師如来の霊場にして感応窮りなし。遠近の僧侶皆もって尊崇せざるなし。このこころ大いに仏閣備わり境内の僧坊十九院ありきこの時実に永享年中の創建也(今考うるに延宝三年に到るまで二百六十三年か)薬師仏の起りこれも誌しぬ。その後漸く一百余霜を経て物変るが為に殿閣房舎もまた哀変せり。申ごろ当国の大主武田元光公件の栄盛の因由を上閑せるによって大臣に命じ僅に一宇を草建せらる永く民家恭慕の菩提たらしめんと欲するをもっての故に名を改めて久栄寺と号す。是また大永三年なり今考うるに延宝三年に到るまで凡一百五十三年ならんか。
萬年山
曹洞宗
永享年中 常在院第十世観秀芸察大和尚
薬師如来
洞家芳庵派 観秀和尚
瑞庵光木大和尚
釈迦三十二禅刹
上中駅から徒歩16分
無料
25分
有り