しょうげんじ
島根県安来市安来町1446
当山はもと法相宗であった。法相宗の僧松源道人がここに錫を留め一宇を建立した。その松源道人の名に因んで松源寺と称した。法相宗が奈良仏教であることや、当山の開基家のような関係にある、加茂神社の本願・実重..
当山はもと法相宗であった。法相宗の僧松源道人がここに錫を留め一宇を建立した。その松源道人の名に因んで松源寺と称した。法相宗が奈良仏教であることや、当山の開基家のような関係にある、加茂神社の本願・実重・大櫃の大本家初代が延暦11年(792)とあることなどからも、当山は少なくとも一千年以上の歴史を有しているものと思われる。下って応永年中、再び奈良補厳寺から同軌阿轍が入寺し、曹洞宗に改め、この地に初めて曹洞禅を伝え、大いに教線を張った。当寺開山同軌阿轍禅師は、補厳寺二世竹窓智厳禅師十五哲中の上足にして、補厳寺開山了堂真覚禅師が薩州に開創された金鐘寺にも住し、また和州に真悟寺という一寺をも開創しており優れた禅匠であった。当山は曹洞宗大源派の最古刹、曹洞禅進出の一拠点としての位置を占めた。
長楽山
曹洞宗
延暦11年(792)
釈迦牟尼仏
同軌阿轍禅師
僧松源道人
出雲国七福神霊場 (大黒天)
JR安来駅から徒歩20分
無料
25分
有り