じぞうぶじ
和歌山県海南市下津町橘本1612
地蔵峰寺は海南市下津町橋本の熊野古道藤白峠を越えた高所にあります。 本堂は室町時代中期の建立と考えられています。 昭和51年から53年にかけて解体修理がなされ、建立当初の姿に復されました。 御..
地蔵峰寺は海南市下津町橋本の熊野古道藤白峠を越えた高所にあります。 本堂は室町時代中期の建立と考えられています。 昭和51年から53年にかけて解体修理がなされ、建立当初の姿に復されました。 御本尊の石造地蔵菩坐像は総高3.1m余の大きな地蔵尊で、光背の銘には「元享三年大工薩摩権守行経」とあります。
創建の時代は詳らかでありませんが、永享10年(1438)の寺の古文書によると、真言律宗に属し寺域も方八町に及び僧徒も相当数在住していたようです。本尊の造られた元享3年(1323)の頃はまだ建物はなく、八角形の覆屋根程のものであったと考...
地蔵菩薩坐像
石造地蔵菩薩坐像 地蔵峰寺本堂