ひむろかめやまじんじゃ
山口県柳井市伊陸5441
その昔、当社境内にある氷室の池から、三筋の光が出て里人を悩ました。そこで里人は、大和国大峰山の山伏に、怪光停止の祈祷を依頼した。その結果、怪光は出なくなった。しかし間もなく、再び怪光が出現して里人を..
その昔、当社境内にある氷室の池から、三筋の光が出て里人を悩ました。そこで里人は、大和国大峰山の山伏に、怪光停止の祈祷を依頼した。その結果、怪光は出なくなった。しかし間もなく、再び怪光が出現して里人を悩ました。そこで奈良時代の和銅四年(711)、周防国の国主が朝廷の許可を得、富士山頂の浅間神社の御分霊(木花咲耶姫)を、氷室ケ嶺の八合目に奉斎した。これが本社の創建である。この時、「こうりにし、ひむろのいけもふゆながら、こちふくかぜに、とけやしぬらむ」との勅歌を奉納して祈ったところ、怪光は消滅した。このように、当社は国主奉斎宮なので、国主は年一回参詣した。この後、当社は祖生村と伊陸村の氏神社として崇敬されたが、当社をめぐり、祖生村と伊陸村が共に氏神社として取り合いをした。南北朝時代の貞和2年(1346)、現社殿後方の境内林中の大元屋敷へ、伊陸の氏神様として氷室神社を奉斎する。さらに、貞観18年(876)に、伊陸の氏神様として、宇佐八幡宮の御分霊を亀山に奉斎したのが亀山八幡宮である。明治四十年(1907)、この氷室神社を亀山八幡宮、さらに現社殿の前にあった菅原神社を合併し、氷室亀山神社と改称する(旧村社)。 【その他】境内に高さ約18mの市天然記念物の大モミの木がある。そばには、大石台の上に子宝犬があり、なでると子宝が授かるとされている。駐車場には、手押しポンプがあり、その水を飲むと子宝を授かるとされ、この水でお米を炊くとご飯が腐りにくいと言われている。
(主祭神)木花咲耶姫命 誉田別命 (配祀神)大山祗神 中山祗神 麓山祗神 岡象女神 足仲彦神 気長足姫神 菅原道真公
天神祭(4月第1日曜日)、祈年祭(4月第3日曜日)、夏祭(7月第2日曜日)、秋祭(9月第1日曜日)、新嘗祭(11月第3日曜日)
有り