そうごじ
埼玉県東松山市大谷438
宗悟寺は、比企能員の娘で、鎌倉幕府2代将軍源頼家(長福寺圓壽昌大居士)に嫁いだ若狭局が、源頼家の横死後比丘尼山に隠棲、源頼家の菩提を弔うため、大谷山壽昌寺と号して創建したといいます。徳川家康の関東入..
宗悟寺は、比企能員の娘で、鎌倉幕府2代将軍源頼家(長福寺圓壽昌大居士)に嫁いだ若狭局が、源頼家の横死後比丘尼山に隠棲、源頼家の菩提を弔うため、大谷山壽昌寺と号して創建したといいます。徳川家康の関東入国後に当地領主となった旗本森川金右衛門氏俊(桐蔭宗悟居士)が、天正20年(1592)寺を当地へ移転させて中興し、扇谷山宗悟寺と改号、慶安元年(1648)には幕府より寺領15石の御朱印状を受領していました。比企西国三十三所観音霊場33番の「蛇苦止観音」は、若狭の局が祈願したと伝えられ、菅谷堂に祀られていましたが、菅谷堂が廃堂となり、当寺に祀られています。
1592年旗本森川金右衛門氏俊が中興した寺。源頼家の妻若狭の局(比企能員の娘)が持参した頼朝公のご位牌、若狭の局が夫頼家公を失い、体を蛇に巻き付かれたような苦しみから逃れるために祈願した蛇苦止観音がお祀りされている。
扇谷山
曹洞宗
1204年(元久元年)
釈迦牟尼佛像
森川金右衛門氏俊
天正20年(1592年)
比企西国三十三観音霊場 第三十三番(蛇苦止観世音菩薩)
バス 東松山駅東口より市内循環バス(大谷コース・日曜、祝日、年末年始運休)「大谷交差点」下車徒歩10分。
無料
あり