おおふじじんじゃ
京都府久世郡久御山町北川顔馬島無番
京都府久世郡久御山町北山顔区と藤和田区の産土神として鎮座する大藤神社は、創建された年代や縁起などは不詳であるが、相当古くからこの地でお祀りされてきたとみられる。 明治以前は「牛頭天王」を御祭神とし..
京都府久世郡久御山町北山顔区と藤和田区の産土神として鎮座する大藤神社は、創建された年代や縁起などは不詳であるが、相当古くからこの地でお祀りされてきたとみられる。 明治以前は「牛頭天王」を御祭神とし、「牛頭天王社」、「天王さん」としたしまれていました。 慶応4年(1868年)の神仏分離により、仏教色が取り除かれ牛頭天王と同一とされる「素戔嗚命」をお祀りし、「素戔嗚大明神」と改められました。 その後変遷を経て社号を「大藤神社」として現在に至っています。合わせてお祀りされている「櫛名田比賣命」はヤマタノオロチ退治の際に「素戔嗚命」に助けられ、その妻となられた神様です。その名の通り稲田の守り神で五穀豊穣の神様であり、「素戔嗚命」とともに縁結び、夫婦和合、家内安全に御利益のある神様です。 また、「五十猛命」は「素戔嗚命」の子で、淀苗の里の北側顔・藤和田地域に相応しく、日本中を緑豊かな国土にされた植樹の神様です。 このように「大藤神社」にはご祭神にご夫婦とお子様をお祀りしているので、家庭円満の御利益があるとして信仰されています。 (大藤神社由緒書きパンフレットより)