しゅいんじ
福岡県嘉穂郡桂川町土師3135
『桂川町史』には、比叡山延暦寺末、弘仁元年(810)伝教大師が開基した。本尊に薬師如来を安置、説に伝教大師が謹刻した七仏薬師の一つであるという。 以来、職盛して大伽藍を有した。古図によると本堂・回..
『桂川町史』には、比叡山延暦寺末、弘仁元年(810)伝教大師が開基した。本尊に薬師如来を安置、説に伝教大師が謹刻した七仏薬師の一つであるという。 以来、職盛して大伽藍を有した。古図によると本堂・回廊・楼門・五重塔・鐘楼・仁王門・御供屋などが建ち並ぶ堂々たる構えであった。 こうした大伽藍も、戦国時代に大友宗麟と島津貴久の兵火に擢災。暦応2年(1339)8月、霊山という僧が中興したとあるのは、元号の間違いか、元禄9年(1696)崇福寺古外が撰した縁起一巻を蔵す。村人の厚い信仰に守られながら時を経て、昭和八年本堂改築、平成六年に現本堂となる。本尊は厨子入り秘仏(十二年に一度の御開帳)で御前立の像は説に南北朝時代の作(作者は不明)、脇士に日光、月光両菩薩、十二神将等をまつり、境内には献舎に十三仏石像等、また一隅には伝教大師の母のものと伝われている五輪塔墓がある。
東照山
天台宗
弘仁元年(810)
薬師如来
伝教大師最澄
暦応二年(1339)
霊山
九州四十九院薬師霊場4番札所
千燈会(薬師千燈明供養) 8月8日 御本尊開帳 12年に1度
福岡ICより飯塚方面へ車で40分
20分
無料
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