ゆめのくまのじんじゃ
兵庫県神戸市兵庫区熊野町3-1-1
平清盛が福原遷都の際、皇城鎮護の神として、後白河法皇のご崇敬の厚い熊野権現を勧請し、この地に祭祀した。然し、まもなく京都に還幸になったので地元夢野の住人が産土神して尊信し、縁結び、福徳延命、事業創設..
平清盛が福原遷都の際、皇城鎮護の神として、後白河法皇のご崇敬の厚い熊野権現を勧請し、この地に祭祀した。然し、まもなく京都に還幸になったので地元夢野の住人が産土神して尊信し、縁結び、福徳延命、事業創設の祖神として、ご神徳を仰ぎ、現在に至ったと伝えられる。
古くから東向の権現さんと呼ばれ、地元の人から尊崇されて来たが、大正14年(1925)半ば、氏子地区が南北に開けて来た為、南向の社殿を造り、皇大神宮社・天照坐皇大神を祭祀したが、昭和20年(1945)3月、戦災により焼失した。その後漸時、旧東向社殿に祭祀されたが、再度南向に仮社殿が出来、次々増築され一応の形態をなして居たが、昭和46年(1971)5月、由緒に基づく東向の旧社殿の位置に、総檜流れ造銅板葺16.12坪の現社殿を建立し、境内整備を完了した。
境内整備の為移築された旧社殿は、平成7年(1995)1月の阪神淡路大震災で倒壊したため撤去されたが、当神社で最も古い建物で、「熊野大権現宮栄永久五穀成就、村中繁昌吉祥、天保十巳亥年四月二十一日上棟」の棟札があり、その正面に「権現宮、正徳第四申午年正月吉辰」の石鳥居が現存する。
有り 境内に駐車可