しずじんじゃ
栃木県那須郡那珂川町馬頭2576
往古より馬頭村に鎮座(字片根)し、創建は遼遠にして詳らかではない。 元は八幡宮と称し、武茂城主の守神であり、後には佐竹城主の守護神として崇敬保護された。 その後、佐竹氏は秋田に移封されて当地は水..
往古より馬頭村に鎮座(字片根)し、創建は遼遠にして詳らかではない。 元は八幡宮と称し、武茂城主の守神であり、後には佐竹城主の守護神として崇敬保護された。 その後、佐竹氏は秋田に移封されて当地は水戸領となり、二代城主徳川光圀による元禄7年(1694)以降の社寺大改革の際、「靜神社」と改名し、武茂川北方向の愛宕神社境内中腹に遷座し、手力男命を合祀した。 宝永2年(1705)4月神殿・神楽殿等を改めて建立。 文政9年(1826)2月出火により本社が残らず焼失し、天保9年(1838)4月再普請が成就して、遷宮祭を斎行した。 明治33年2月より本町真中の字舘山に、本殿(白木総彫刻造、天保7年6月造営)を陣車で奉曳遷座し、石碑や階段石等すべて移動。 翌34年4月遷座祭を斎行する。同38年幣殿・拝殿を初め石段・天水桶・鳥居・神橋等完備。昭和55年鳥居再建。 平成5年4月14日須佐之男命を合祀し、平成12年5月1日遷座百年祭を斎行する。 地区総鎮守神として深く崇敬され、5月例大祭の付け祭(たけのこ祭)が行われている。 鎌倉・南北朝・室町・戦国以来の山城の跡を残す武茂城跡を神域とする杜には、樹齢約七百年の杉の大木(本丸八幡宮左右)、樅の木を初め、樹齢約三百~二百年といわれる江戸彼岸桜・榎・楓ほかが繁茂林立する。
大同年間(806~809)誉田別命を祭神として、字若宮に祀られていた。元禄年中(1688~1703)に徳川光圀公の命により、上郷地の山腹に遷座、手力男命を併祀して静神社と称した。明治6年に村社、同33年に武茂城跡のこの地に奉遷された。
誉田別命
旧村社
1月1日 歳旦祭 2月25日 祈年祭 5月1日 〜3日 例大祭 7月の最終土・日曜日 天王祭 11月25日 新嘗祭
矢板北スマートICより車で45分 関東バス馬頭線「室町」より徒歩4分 那珂川コミュニティバス「南町」より徒歩3分
有り