埼玉・寄居町の少林寺は、五百羅漢で有名な古刹です。つづら折の山道に沿って羅漢像が並んでいます。創建は永正8年(1511年)、長泉寺の大淍存奝大和尚の開山。 開基は、北条氏康の家臣となった藤田右衛門太夫国村、あるいは、康邦だろうとも云われており、確かではありません。24世大純万明大和尚の時、文政9年(1826年)春より四方浄財を募り、寺後山中に 釈尊、十六羅漢、五百羅漢の石像並びに千体荒神石碑を天保3年(1832年)に安置し、信仰の道場として今日に続いています。 山頂に立てば、寄居市街地が一望できるとともに、秩父連峰が目前に迫り、 眼下に円良田湖が望めます。