ふもんいん ちょうらくじ
島根県松江市北田町27
普門院は、松江藩の初代藩主である堀尾吉晴公が松江城を築城、城下町を造成したときに開創された寺院。境内にある観月庵(かんげつあん)は享和元年(1801年)に建てられた細川三斎流の茶室で、第7代藩主であ..
普門院は、松江藩の初代藩主である堀尾吉晴公が松江城を築城、城下町を造成したときに開創された寺院。境内にある観月庵(かんげつあん)は享和元年(1801年)に建てられた細川三斎流の茶室で、第7代藩主であり、茶人として「不昧流」をたてた松平不昧公もたびたび訪れたといわれている。
札所の長楽寺は、元亀・天正の兵乱以後衰退し、明治7年に廃寺となり私邸内の仏堂となっていたが、大正2年8月18日に清水寺搭頭「見性院」を現・安来市九重町に移転し、観音堂を合併して「見性院」と号した。しかし、多くの参拝者が旧名の「長楽寺」を呼称したため、同年9月11日に「長楽寺」の呼称を得て現在に至る。 その後、平成26年4月12日、諸般の事情により長楽寺の御本尊「聖観世音菩薩」は、普門院へ御遷座され、札所(納経・朱印)も普門院に移されることとなった。
平成26年4月12日、出雲観音霊場第22番「長楽寺」の御本尊「聖観世音菩薩」は、普門院へ御遷座された。
松高山 九重山(長楽寺)
天台宗
慶長年間
大聖不動明王 聖観世音菩薩(長楽寺)
賢清上人
松江初代藩主 堀尾吉晴公
出雲三十三観音霊場 第22番札所(長楽寺)