いずもたいしゃしんとつかわぶんいん
北海道樺戸郡新十津川町字中央32-9
本町開村の移住者である十津川衆(十津川村の士族)は、移住前の明治4年、奈良県十津川村において祖霊祭祀を、仏教から我国古来の信仰である神道に改めました。この事によりそれまでの仏教の宗派に変わる神道の教..
本町開村の移住者である十津川衆(十津川村の士族)は、移住前の明治4年、奈良県十津川村において祖霊祭祀を、仏教から我国古来の信仰である神道に改めました。この事によりそれまでの仏教の宗派に変わる神道の教派を定める必要性が生じました。一村の協議の結果、福徳の神として知られ、魂の安寧をこの世・あの世の隔てなく守護される大国主大神をお慕い申し上げる出雲大社教に定め、一村を挙げて出雲大社教の教徒になりました。明治18年の事で御座います。ゆえに明治23年、開拓の為に入植をした十津川衆はすべて出雲大社教の教徒でした。以来、開拓の辛苦にも「出雲の祈り・祖霊冥福の祈り」を心の柱として開拓の難儀を乗り越えて、労苦二十年の成果を御造営に捧げ当分院社殿を建立致しました。明治43年の事で御座います。
1910年(明治43年)