こうごんじ
岐阜県山県市高富69
寺伝によると、永暦年中(1160~61)文武に優れた藤原頼保が、勅命により郡上の山奥に栖む大鷲を退治した。その功を称えて鷲見姓と美濃北辺の領地をたまわった。 以来、勢力を拡げて、鷲見氏十世・保..
寺伝によると、永暦年中(1160~61)文武に優れた藤原頼保が、勅命により郡上の山奥に栖む大鷲を退治した。その功を称えて鷲見姓と美濃北辺の領地をたまわった。 以来、勢力を拡げて、鷲見氏十世・保重の代に北野城(岐阜市)を築き、高富一帯をも掌中にしたが、永正七年(1510)稲葉城守護代・斉藤利良に敗れて不運にも自刃した。 その後、再起をかけた嫡男保定は討死、二男直保と三男保光の兄弟は、無常を感じて衣笠山に始祖・郡上太郎武蔵権守藤原朝臣鷲見頼保公をまつり、衣笠大権現と命名した。併せて一宇を建立、開山は淳岩和尚。歴代祖先を供養したのが広厳寺である。
広厳寺(こうごんじ)は、岐阜県山県市にある臨済宗妙心寺派の寺院。本尊は薬師如来。開山は淳岩。開基は鷲見直保・保光。
法雲山
臨済宗
妙心寺派
永正7年(1510)
薬師如来
淳岩和尚
鷲見直保・保光
美濃西国三十三観音霊場第10番
岐阜駅より美濃町行きのバスにて40分、「森」下車、徒歩3分。