なかやまはくさんじんじゃ
東京都八王子市中山806
創立年代は明らかではないが平安時代に比叡山、西塔の僧、武蔵坊弁慶の血縁であった弁智が法華経を奉納した関東七社の中の一社であると伝えられていた。 天正十八年(1590)六月、豊臣、北條の戦いにあい焼..
創立年代は明らかではないが平安時代に比叡山、西塔の僧、武蔵坊弁慶の血縁であった弁智が法華経を奉納した関東七社の中の一社であると伝えられていた。 天正十八年(1590)六月、豊臣、北條の戦いにあい焼失したが、慶長十八年(1613)願主、木曽村(現町田市)覚円坊の僧、頼長権大僧都と大旦那伊藤九郎左衛門により再建され、以来明治維新まで中山村の常玉院が別当となった。 江戸時代の白山神社は中山村の鎮守社として、社地一町歩を保有した亦、領主勝田家は敬神の念厚く、元文三年(1738)正月神鏡を奉納し、更に十一代将軍家斉の狩に際して豊猟を祈願し和歌一首を詠進している。 文政九年(1826)春、社殿裏の塚より法華経十巻が発見され、その経巻の奥書に大歳甲戌、仁平四年(1154)九月時許於 武蔵国西郡船木田御庄内 長隆寺 西谷書字了勧進僧弁智血縁者僧忠尊とあり、村人の伝承が裏付けられたばかりでなく、考古学資料として評価されている。 明治初年神仏分離令により常玉院から離れ、同六年十二月由木村となり、同四十二年覆殿、幣殿を新築、昭和三年拝殿を改築し面目を一新した。 昭和二十年十二月国家神道の廃止により、宗教法人として発足し昭和五十年今上天皇陛下即位五十周年にあたり、社殿並びに参道、鳥居を含む大改修を行い現在に至っている。 尚、前期経典巻の他、、明治、大正、昭和の三代亘り出土した経筒、鏡、甕、は東京都文化財重宝(考古学資料)として。八王子市資料館及び国立博物館に保管されている。
白山神社(はくさんじんじゃ)は、東京都八王子市にある神社。八王子八十八景のひとつ。
伊邪那岐命
旧村社
一月一日 元旦祭 四月二日 新年祭 九月第一日曜日 定例大祭 十一月二十三日 勤労感謝祭並びに七五三報告祭
有り