ようろうじんじゃ
岐阜県養老郡養老町養老公園1288-1
創祀不詳と雖も、美濃國神明帳に多岐郡十六社の一、従四位上養老明神とある古社にして、往古は天神社、天神宮、養老天神とも云ひ、字菊水に鎮座あり。境内に孝子で有名な菊水霊泉あるより、菊水天神宮とも称し奉り..
創祀不詳と雖も、美濃國神明帳に多岐郡十六社の一、従四位上養老明神とある古社にして、往古は天神社、天神宮、養老天神とも云ひ、字菊水に鎮座あり。境内に孝子で有名な菊水霊泉あるより、菊水天神宮とも称し奉りしが、永正元年正月菅公を合祀してより菊水天満宮とも云ひ来り、明治六年一月第四大区六小区の郷社に列せられ、その時養老明神を以て社名とすべきものなりとて、養老神社と改称せり。明治四十年八月字松原多岐行宮神社も合併す。多岐行宮は元正天皇行宮古蹟にして、当社祭典の節の御旅所として例祭日は元正天皇当山に行幸せられたる日にして、続日本紀に見えたり。元多岐行宮神社は元正、聖武両帝三度御駐輦ありし多藝行宮の古蹟なり。霊亀三年十一月養老元年と改元あり。境内の菊水霊泉は孝子源丞内にて有名なり。棟札、永正元年正月奉納南無天満大自在天神宮のものあり。文化二年濃陽村明細記白石村の條に、菊水天満宮社三尺五寸・三尺五寸境内地御除地とあり。文久二年白石村差出明細書上帳に天神社一ヶ所但内法三尺拝殿付鳥居天神宮境内に菊水と申す清水御座とあり。今上陛下東宮に座します時行幸当社に御参拝せらる。
(岐阜県神社庁資料による)
養老神社(ようろうじんじゃ)は、岐阜県養老郡養老町にある神社である。境内には菊水泉(名水百選)がある。
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