さひめやまじんじゃ
島根県益田市乙子町51
上古比礼振山の山頂に鎮座ありて金山姫・埴山姫・木花咲那姫の三柱の姫神を祭る姫山神社がそもそもの始である然に寛平5年(893)美濃郡(岐阜県)中山南宮神社より金山彦命を遷して、正殿に金山彦命・金山姫命..
上古比礼振山の山頂に鎮座ありて金山姫・埴山姫・木花咲那姫の三柱の姫神を祭る姫山神社がそもそもの始である然に寛平5年(893)美濃郡(岐阜県)中山南宮神社より金山彦命を遷して、正殿に金山彦命・金山姫命を祭り相殿に大山祇命・埴山姫命木花咲那姫命を祭りて是より五社大権現と申し奉るなり延喜2年(902)授位四位当地最古の延喜式内社である。更に貞和4年(1348)雨乞せし時大和の国吉野山より闇霞神広國押武金日天皇(安閑天皇)を遷し別殿に祭り蔵王権現と称するに至れり、下りて文安3年(1446)山の中央に更に萬治3年(1660)現在地に遷し明治3年佐毘賣山神社と改称し同五年神殿拝殿共に改築し現在に至る。祭神木花咲那姫命は山の神大山祇命の姫御子として3月3日内裏雛であり我国御内裏の始なり又康暦2年(1380)には迩摩郡大森銀山へ守護神として金山彦命を当社より御幣を別けて遷し祭るなり。益田越中守も代々厚く当社を信仰され中古より此の地は益田より都茂に至る街道として人馬の往来も多く権現様として人々の信仰厚く諸人の広く知るところである。
佐毘売山神社(さひめやまじんじゃ)は、島根県益田市にある神社である。式内社石見国美濃郡佐毘売山神社に当たる。旧社格は村社。石見銀山(大田市大森町)にある佐毘売山神社は当社の分社である。
金山彦命,金山姫命,埴山姫命,大山祇命,木花咲耶姫命
式内社(小)
寛平5年(893)
蔵王権現
有り