にかべじんじゃ
山口県山口市三の宮2-6-22
国史では天安2年(858年)に「仁壁神」の神階が正六位上から従五位下に、貞観9年(867年)に「仁璧神」の神階が従四位下に昇叙された旨が記されている。 延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳で..
国史では天安2年(858年)に「仁壁神」の神階が正六位上から従五位下に、貞観9年(867年)に「仁璧神」の神階が従四位下に昇叙された旨が記されている。 延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では周防国吉敷郡に「仁壁神社」と記載され、式内社に列している(吉敷郡では唯一)。 その後、天慶2年(939年)・永保元年(1081年)・治承4年(1180年)・元暦4年(文治3年、1187年)に神階が昇叙され、正三位に達している。 建久6年(1195年)の「周防宮野荘立券文」には「仁戸宮社」と見え、社領として6丁下品上生20歩・田3丁9段中品中生20歩・畠2丁上品下生と記されている。 周防国においては古くから玉祖神社(一宮)・出雲神社(二宮)に次ぐ三宮に位置づけられ、明応6年(1494年)に九州の戦陣から帰った大内義興が周防国内5社に戦勝報告をした際にも3番目に参詣を受けている。 永禄12年(1569年)に大内輝弘が山口に乱入(大内輝弘の乱)した際に焼失したが、毛利輝元により再建。正徳2年(1712年)に再び社殿を焼失し、享保5年(1720年)に毛利吉元によって再建された。 明治維新後、明治6年(1873年)に近代社格制度において県社に列している。 平成9年(1997年)、火災(放火)により享保5年以来の社殿を焼失。平成12年(2000年)に本殿、平成13年(2001年)に拝殿・幣殿、平成22年(2010年)に神楽殿が再建されている。
仁壁神社(にかべじんじゃ)は、山口県山口市にある神社である。式内社で、旧社格は県社。周防国三宮であり、周辺の地名も「三の宮」となっている。
下照姫命 表筒男命 中筒男命 底筒男命 味耜高彦根命
式内社(小) 周防国三宮 旧県社
不詳
流造
10月27日
木造獅子頭(彫刻) - 江戸時代初期、慶長13年(1608年)の作。総長55.7センチメートル。昭和57年(1982年)3月2日指定
西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線 上山口駅または宮野駅