ゆいじんじゃ
福島県二本松市油井飯出山105
安達郡誌(昭和五十二年、編集安達郡役所)によると、宇飯出に在り、祭神は大物主神なり。当社は以前白蛇大神と称し毘沙門天と合殿にして来たりて、古来より当村の総鎮守として村民の最も崇敬せる霊場たり。然るに..
安達郡誌(昭和五十二年、編集安達郡役所)によると、宇飯出に在り、祭神は大物主神なり。当社は以前白蛇大神と称し毘沙門天と合殿にして来たりて、古来より当村の総鎮守として村民の最も崇敬せる霊場たり。然るに明治初年神仏分離令により合殿の毘沙門天を満福寺本堂へ奉還し、白蛇大神のみ従前の境内に奉安せるものなり。明治五年十月白蛇大神の神號を廃し、油井神社と改称す。 一方、『安達町史』(昭和五十一年、安達町発行)では、明治三年(一八七〇)十月十五日、白蛇大神を油井神社と改称し、総村の鎮守とした。(中略)油井神社は、明治二十三年四月一日、満福寺の失火のとき類焼し、明治二十八年四月三日、新築落成して遷宮式が執行された。 建築費及び神具類合わせて金八百円と記録されている。昭和二十年十二月十五日、占領軍の指令により「村社油井神社」は、「油井神社」と改められた。昭和三十五年、新たに神楽殿を造営し、現在の整ったすがたとなった。
無料
15分
あり
なし