あずさみじんじゃ
長野県松本市安曇4306-5
梓水神社(あずさみじんじゃ)は、長野県松本市安曇にある神社。乗鞍岳の山宮として、乗鞍高原の宮の原地区に鎮座します。 歴史のある神社で、今からおよそ1150年程前にあたる平安時代の867年の日本初期..
梓水神社(あずさみじんじゃ)は、長野県松本市安曇にある神社。乗鞍岳の山宮として、乗鞍高原の宮の原地区に鎮座します。 歴史のある神社で、今からおよそ1150年程前にあたる平安時代の867年の日本初期の書物「日本三代実録」に、この「梓水神社」は「従五位下」という「位」を、 朝廷から授かったとの実録が記されています。 1150年前となると、長野県内では穂高町にある有名な「穂高神社」や長野市の「戸隠神社」くらいしかなかったとされていて、かなり昔からの歴史があることになるのです。
「梓水神社」の祭神は、諏訪大社と同じ信濃の国を創ったとされている「建御名方神(タケミナカタノカミ)」という神様です。 この「建御名方神」は、「古事記」や「日本書紀」に出てくる神様で、「天照大神(アマテラスオオミカミ)」の孫である「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」の天孫降臨に先立ち、 「武甕槌命」と言う神様が「大国主命」の国譲りに反対して「武甕槌命」に相撲を挑むのですが、負けてしまい、信濃の国(現在の諏訪)まで追放されて来たようです。 そして、それ以後は諏訪から他の土地へ出ない事を、天津神の命に従うことを誓ったとされているようです。 その為、信濃の国を創ったのは、ほぼ「建御名方神」とされていて、長野県の神社にはどこもこの「建御名方神」が祀られているのです。
有り