旧岸村の清岡、この地にちんざしまして、調神社とともに七社明神の一に教えられ、近郷近在の人々に尊崇されてきた第六天神社はわがふるさとの奉斎するいわれある土地の守護神であります。
御祭神は高天原第三神朝の第六代天津日嗣と称えられる。
面足命(別名 穂千田比古命)
吾屋惶根命(神后)
をお祀りしているところから、第六天社、または一等六天社とも申し上げ、その御子の倉平顔比古命や、金子甘美金希代命とともに、穀物貯蔵法や刀剣、鉾や農機具等の製法発明等、農産業発展に尽くされた神様で、面足命とおくり名のあるとおり、福よかな好美顔で高天原でまつりごとをされたので、他の神々にも敬慕され、縁結び、商売繁盛、子育神、火難災厄除神、・・・・・等民福安栄の象徴として、後世までお祀りされ信仰されてきた、縁起の良い神様であります。
その歴史的伝統的由緒等は、慶安二年の記録をはじめ、断片的ながらも事実がとどめられ、その由緒の正しさを今日に伝えております。
昭和四十五年。当地、調自治会発起にて社殿の整備が行われ、ともに祭礼も恒例化したことを機に心よりこの故郷の弥栄を期待し、祈願するものであります。
(境内の『調町内鎮座第六天神社縁起』より)