ほんがんじおびひろべついん
北海道帯広市東3条南5丁目3番地
「本願寺帯広別」は、1899(明治32)年、当時の帯広市東一条南六丁目に民家を借り受け、「本派本願寺帯広説教所」が設立されたことに始まります。それから2度の移転を経ながら教線の拡充をはかり、1906..
「本願寺帯広別」は、1899(明治32)年、当時の帯広市東一条南六丁目に民家を借り受け、「本派本願寺帯広説教所」が設立されたことに始まります。それから2度の移転を経ながら教線の拡充をはかり、1906(明治39)年、第二十二代鏡如上人の北海道ご巡数を機に、鏡知上人の代理で十勝入りされた大谷光明本願寺新門に「別院昇格」を喚願し、翌1907(明治40)年、京都西本願寺より認可を受け、「本願寺帯広別」の公称が許されました。 その後、年ごとに増える門徒に対し境内地が手狭になったため、当時帯広の中心地であった信通りに面した現在地に、1930(昭和5)年、第二十三代勝如上人灯奉告法要記念事業として、正面15間、奥行18間、軒高11.45メートル、延床面積947平方メートルの現本堂が建立されました。 落成以後、1975(昭和50)年・1994(平成6)年と2度にわたり、本堂の修復事業が行われ、1997(成9)年には大地震に備え、本堂基礎部に免震部材(プラグ入り積層ゴム)を使用した、完建築としては日本で初の「免震レトロフィット工法」による耐震改修工事を行いました。 また付帯施設としては、1984(昭和59)年に別会館や納骨堂が改築・整備され、特に別会館については、歴代の光照・光真ご門主の各字を戴き、「照真閣」と名付けられました。 他に帯広市内において、「帯広幼稚園」(昭和11年開設)、さらに「鉄南保育園」(昭和25年開設)、「膝花保育園」(昭和29年開設)、「さくら保育園』(平成20年開設)と、一つの幼稚開、三つの保育園を運営し、地域社会に根ざし、「まことの保育」にも力を注いでいます。 北海道の中でも特に寒暖の差が大きく、厳しい気候の十勝帯広において、開拓当初よりお念仏をよろこぶ多くのお同行に親しまれ、現在に至っております。
浄土真宗
本願寺派
別院
阿弥陀如来
無料
あり