あかまついけじんじゃ
鳥取県西伯郡大山町赤松1700
赤松の池伝説 昔、松江の殿様に仕える松浦頼母という家老がいましたが、長い間子供に恵まれず切望していました。そこで赤松池大明神にお参りしたところ女の子が生まれ、お初と名付けられました。 お初はこの..
赤松の池伝説 昔、松江の殿様に仕える松浦頼母という家老がいましたが、長い間子供に恵まれず切望していました。そこで赤松池大明神にお参りしたところ女の子が生まれ、お初と名付けられました。 お初はこのあたりで評判の美しい娘になりましたが、藩主松平候の目にとまり、妻にほしいと要求されました。このことを知ったお初は大変悲しみ、お城へ召す前に私が生まれるように祈ってくれた赤松池大明神へせめてお参りしたいと頼みました。
当日お初が赤松の池の水で髪をすくと、彼女の髪がみるみるうちに伸び、池の中心へと導きました。そしてとうとうお初の姿を消してしましました。 それを見て驚いた殿の仕えが、お初に出てくるように頼むと、なんとお初は腹から下を蛇の姿に変え現れました。実はお初の正体はこの池に住む大蛇だったのです。あまりに子を願う頼母をあわれに思い人間の姿に変えていたのです。 それ以後二度とお初の姿を見ることはありませんでした。お初に祈りを捧げると幸福が訪れると言われ、また今でも龍神様として信仰され、干ばつの年には雨乞いの祈願に遠方から参拝客が訪れています。
伝説と共にお初の像が御神体として祀られていることで有名な観光名所で、こちらは水の神、龍神様も祀っていることから日照りにあっても干上がったことがないと言われています。
お初の像
あり