潮井神社の創立の年代は詳かではありませんが、大昔この地方が海浜でありました頃、海の災害をうけないように、また、海上交通のの安全と、大漁と五穀豊穣を祈願して、この地方の開祖伸であります大己貴神(大國主大神)と海神であります和田津見神と事代主神の二柱の大神様をお祀りしたものと思われます。古老の話では昔はお社も立派なものであり、お社の前の井戸は泉水で大昔の跡であって、しばしば海魚の訪ねることがあった。これは龍神のお使いであるとして尊崇したと伝えられております。
またこの潮井の水は病気を癒し、これを用いるときは無病息災、遠く九州地方からの参拝者があったこともあり、ことに旧六月三十日の風神祭は開運長寿、厄難除の大祭であって出雲地方(旧神門群中)の祈願所として、参拝者で賑わい、神格の高いお社として尊崇を集めていたと伝えられています。
今日では七月十五日が例祭日でありまして、永年に亘り枝津青年団の皆さんが祭事をお世話されました。現在は大正町・山廻り町、枝上町内、枝中町内の三地区で祭事のお世話を順送りにして祭りが継承されています。大変賑やかな夏祭りとして定着しています。