さいぜんじ
秋田県湯沢市山田字上堂ケ沢81
源翁心昭禅師が開創し、大本山總持寺(神奈川県横浜市)直末三十六門の一つに列する。南北朝期の嘉慶元年(1387年)奥羽巡錫の途上この地に立ち寄った源翁心昭禅師が荒廃した天台宗寺院を土地の人々の懇願によ..
源翁心昭禅師が開創し、大本山總持寺(神奈川県横浜市)直末三十六門の一つに列する。南北朝期の嘉慶元年(1387年)奥羽巡錫の途上この地に立ち寄った源翁心昭禅師が荒廃した天台宗寺院を土地の人々の懇願により改宗し、大乗山最禅寺としたことから始まる。爾来、大本山總持寺輪番地(伝法庵)となり、江戸中期以降は秋田八代藩主佐竹義敦公から寺領三十石を拝領し、多くの修行僧を輩出してきた。正徳年中と明治の二度の火災により伽藍を焼失し、現本堂は、明治二十九年(1896年)に再建された。正面に總持寺独住第一世旃崖奕堂禅師の山号額、大間に「無上尊」の扁額を掲げ禅叢林の伝統をふまえた趣である。
大乗山
曹洞宗
1387年(嘉慶元年)
釈迦牟尼佛
源翁心昭禅師
あり