大沢を流下する石灰川に添うて日鉄 業株式会社北海道鉱業所東鹿越鉱山の社宅街をのぼって行 くと、鉱山事務 所 裏 に 大 山蔵 神 社 が あ る 。
小さな福堂の中にまつられているが、多くの幣東が立って いた。四国愛媛県大三島、 大山祗神 (大山蔵神社)を 祭 神 と す る も の で あ る 。
社殿建設 は前経営 者王子製紙株 式会社 の請負業者 の中村組が昭和九年九月十五日に建設 したのであるが、昭和二十八年 の台風によって例れたので、昭和 二十八年十月
十 二 日 、 日 鉄 鉱 業 株 式 会 社 に よ っ て 再 建 し、 鳥 居 も 同 じ頃出 来たのである。
戦死戦没、 殉職者の招 魂理 は神社から二 十米程度離れた ところに昭 和 十二年 十月設 立さ れた。 (台石も御身も石灰石で高田良作護書)
昭科十八年二月、日鉄鉱業が諸権利をゆずりうけたとき 神 社 も 共 に ゆ ず り う け た が 、 鉱 山を 中 心 と し て い る 字鹿 越は、全部落の守護神 として信仰され、毎年九月十二日の山神祭 は東鹿 の祭典として年中行事 の 一つとなって いる。