石卷神社 海門寺公園内鎮座
明治三十七年、三十八年日露戦争直後 結成された牡鹿郡昭忠会に於いて郡内各町村出身の陸海軍人軍属中名誉の戦死を遂げた 勇士の英霊を合祀して、日和山海門寺境内に 接する町有地に招魂社を創建し、爾来昭忠会が中心となり毎年慰霊の祭典を継続施行して いた。その後郡制廃止と共に同会も自然解消 の形となったが、太平洋戦争に際して犠牲者を出した市内の多数の遺家族及び一般市民は これら戦没者の英霊を慰めるべく、 昭和二十七年講和条約の成立を機として古く日清日露の役から太平洋戦争までの犠牲者 合計約二千余柱の霊を旧招魂社に合祀の上 石巻神社と改め、毎年終戦記念日に当たる
八月十五日盛大な祭典を執行している。 (1個) 石巻地区一〇二八柱 蛇田地区一五七柱荻浜地区一七六柱 渡波地区 三二五柱 稲井地区 三七七柱合計二二四三柱