やかみじんじゃ
和歌山県西牟婁郡上富田町岡1382
創立年代は詳でないが、院政期の記録後鳥羽院熊野御幸記にみえる「八上王子社」で、熊野参詣者に崇敬された歌人西行法師が「熊野へまゐりけるに八上の王子の花おもしろかりければ、社に書きつける」と題し、「待ち..
創立年代は詳でないが、院政期の記録後鳥羽院熊野御幸記にみえる「八上王子社」で、熊野参詣者に崇敬された歌人西行法師が「熊野へまゐりけるに八上の王子の花おもしろかりければ、社に書きつける」と題し、「待ちきつる八上の桜さきにけり 荒くおろすな三栖の山風」と詠んだ名高い王子社。 江戸時代も社名を八上王子社で、聖護院門跡の峯入行事の帰路、三栖で当社に向って誦経する習わしであったという。 明治元年の神仏分離の動きの中で、八上社と改称したが明治5年、現在の八上神社に定めた。 同6年4月、村社となる。 同41年11月、一村一社の神社合祀で岩田神社に合祀されたが、大正4年11月、分離し現在地(旧地)に復社。 大正5年12月、幣帛料供進社と会計法適用社に指定された。
10分
あり