明治三十八年、鼠ヶ関地内の孝海山に三十坪ほど の小宇を建立、佐渡相川の妙法講真浄結社より譲与 の鬼子母尊神像を奉安する。明治四十年、三宝尊・ 日蓮聖人の御尊像を勧請し、結社となる。後年、中 寺(千葉県・大本山)の許諾を得て、中山 妙法講事務 所となり、現在地の海抜三十六メートル・通称「 金剛寺山」に移転した。 大岩門(現・ 大岩川集落)の廃社を譲り受けて本 を起工、妙法教会と称し、鶴岡 蓮乗寺二十三世 であっ た佐藤本順上人を迎え、昭和二十年に『金剛 山善住寺』に寺号公称。三十九年の新潟地震によ り一部倒壊の被害を受けるが、三度の改修工事を経 て完了し現在に至る。