命の天降られた盤石を御神体とし、二重の玉造りで囲み本殿にかえている。通殿、拝殿を配し直接神体を拝むことができ、磐境、磐座という古代の聖地形態を伝えている。またこの地を命の降臨の聖地として注連縄を用いず、境内には摂社、末社は勿論、随神門、灯篭、狛犬はなく、古来の伝統をそのまま継承している。命はまたの名を天夷鳥命と申し、天照大御神の第二の御子、天穂日命の御子であり出雲国造家の御祖神にあたり、例祭は千家出雲国造御参向の上執り行われる。当社は古来飯石郡中の総氏神として郡中より幣串を奉り、歴代の藩主、歴代知事の参拝相継ぎ、島根県神社庁より特別神社としての指定を受けている。