とうみょうじ
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1732-2
釈迦如来を本尊とする真言律宗の寺院で宝珠山と号す。創建は鎌倉時代に遡り、弘安年間(1278〜88)後宇多天皇勅願による祈祷所として建立され、真言律宗総本山南都(奈良)西大寺の唯円上人が勅命を奉じて開..
釈迦如来を本尊とする真言律宗の寺院で宝珠山と号す。創建は鎌倉時代に遡り、弘安年間(1278〜88)後宇多天皇勅願による祈祷所として建立され、真言律宗総本山南都(奈良)西大寺の唯円上人が勅命を奉じて開基した名刹である。この後関東御祈祷所として鎌倉幕府とも関係を深め、元徳三年(1331)には後醍醐天皇の綸旨を受け建武新政期にも祈願寺として寺領保護を受けている。その後、南北町の騒乱で敗北した足利尊氏も立ち寄り、戦勝祈願をしたという。 戦国時代に豊後の大友氏の肥前侵攻に伴う戦乱で伽藍は消失したが、江戸期に鍋島氏の加護のもと再建された。
後宇多天皇勅願
宝珠山
真言律宗
弘安元年(1278年)
釈迦如来
唯円上人
後宇多天皇
JR吉野ヶ里公園駅から徒歩10分
無料
有り