しょうじゅじあと
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬1228
谷汲長瀬(たにぐみながせ)にある寺院跡地。 かつて臨済宗妙心寺派の寺院・心華山正受寺があった場所である。 正受寺は十一面観世音菩薩を本尊とする寺院で、「お茶所さん」と呼び親しまれたという。 か..
谷汲長瀬(たにぐみながせ)にある寺院跡地。 かつて臨済宗妙心寺派の寺院・心華山正受寺があった場所である。 正受寺は十一面観世音菩薩を本尊とする寺院で、「お茶所さん」と呼び親しまれたという。 かつては寺への参詣客が多かったとみられ、大正15年(1926年)に谷汲鉄道が開業すると、参詣客のための駅として寺前に長瀬茶所駅が設置された。しかし想定されたほどの利用客はおらず、昭和19年(1944年)に名古屋鉄道が谷汲鉄道を合併すると駅は休止にされ、14年後には谷汲線廃止(平成13年 / 2001年)に先立って廃止された。 近年に廃寺となったようで、取り壊された。正確な年月日は不明であるが、2017年より前にはすでに取り壊されていたことがわかっている。