旧神饌幣帛料供進神社。天徳年中(957~61)創立。
社伝によると、延喜元年(901)菅原道真公が海路で筑紫へ向かう途中、嵐に遭い桑野村東の入り江に避難した折、草庵を訪れ一夜を明かした。この草庵が今の梅谷寺である。このことにより、天徳年中9月天満宮を勧請し桑野村総氏神として崇敬された。
蜂須賀家政公が阿波国守となると崇敬が更に厚くなり、慶長年間(1596~1615)社殿を再建した。
明治3年(1870)10月9日天神社と改称し郷社に列した。
境内石段横の大杉は、昭和44年阿南市指定天然記念物となる。