地域の古老が神社庁に伝えたところによると、関東への道路に位置していた下磯地区で、応徳2年に奥州征伐のおりに下磯の森で休憩した源義家に、ある老女が団子を献じた。義家はこれを食べ、感謝の印として持っていた身守りの神像を与えた。この老女はのちに、義家が休憩した森に神像を奉祀した。この森はこの話から涼みの森と呼ばれ、のちに「すずの森」と称されるようになった、という。
今尚祭礼では、団子を以て賓客に供することが主な内容となっており、俗に団子祭りと呼ばれる。
現在、本巣市温井(旧・本巣郡温井村)に当社の鳥居があるという。また、温井には当時祭典の時に用いられた飾馬の鞍等もあるという。温井はかつては下磯と同じ村だったが、藪川切落(根尾川の流路が変わったこと)のあと分かれたということで、八幡神社の関係するものが残っているのだという。
大正9年(1920年)5月に社殿を改築し、同年7月30日遷座祭を執行する。昭和27年(1952年)1月16日、神社本庁より同揖斐郡川合村大字下磯71番地白山神社との合併・境内社創立を承認された。(境内社・白山神社の由緒は公式HPにあり)