あかいわおじんじゃ
三重県名張市滝之原
赤岩尾神社は、香落渓谷と同様に奇岩が多く特に柱状節理で有名です。地元では『おたわらいし』といって崇拝され勝負運にご利益が強く、霊験あらたかな神様です。 『三国地誌』に「赤岩尾山、小岩尾山、仏山。山..
赤岩尾神社は、香落渓谷と同様に奇岩が多く特に柱状節理で有名です。地元では『おたわらいし』といって崇拝され勝負運にご利益が強く、霊験あらたかな神様です。 『三国地誌』に「赤岩尾山、小岩尾山、仏山。山頂に岩窟あり。夷石《えびすいし》・大国石の名あり。また岩窟および屏風岩、ともに奇岩なり」とあります。 『風穴』と言う岩組の間から一年中風が吹き出ている場所もあります。 平安の昔、高尾の地にたてこもった藤原千方将軍(藤原政権に反抗した平安時代の貴族)は戦勝祈願をしました。それ以来、武運長久の神としてあがめられ、赤岩尾神社の名が広く知れ渡りました。 藤原千方将軍伝説によると、金鬼、風鬼、水鬼、隠形鬼という四鬼の怪人を従えたそうです。どんな武器も弾き返してしまう鋼のように堅固な体を持つ「金鬼」、強風を繰り出し敵を吹き飛ばす「風鬼」、如何なる場所でも水を操り洪水を起こして敵を溺れさせる「水鬼」、姿を消し、気配を消して敵に突如襲いかかる「隠形鬼」、四人の怪人は忍者の原型と考えられています。
火之迦具土神、赤岩尾大神
屏風岩 柱状節理
『伊賀忍者回廊』第15番札所
1/7、4/7、9/7
有り