ふくしょうざん じしょういん
神奈川県横浜市金沢区釜利谷東7-11-5
当院は、竹岩正猷庵主(ちくがんせいゆうあんしゅ)伊丹三河守が永正十年(1513)足利陣所にて討死した二子、亀泉童子(きせんどうじどうじ)、龍珠童子(りゅうじゅどうじ)の菩提を弔って建立したと伝えら..
当院は、竹岩正猷庵主(ちくがんせいゆうあんしゅ)伊丹三河守が永正十年(1513)足利陣所にて討死した二子、亀泉童子(きせんどうじどうじ)、龍珠童子(りゅうじゅどうじ)の菩提を弔って建立したと伝えられています。 本堂右側の山際に、大久保忠行(ただゆき)の未亡人遠山氏蓮臺院月宝尼(れんだいいんげっぽうに)が建てられたといわれる宇賀山王社が祀られています。 本尊の聖観世音菩薩とは別に、焼けただれた高さ30センチメートルほどの聖観音菩薩が黒厨子に納められています。 その厨子に天保8年(1837)に10代目大久保忠記(ただのり)の裏書があります。 それによると、宝暦(1756~64)中頃盗人がこの尊像を盗み近くの鍛冶屋で火床の中に投げ込み、延金にしようとしたところ、いくら苦心しても溶けず観音菩薩の尊容が崩れなかったので、捨てられてしまいました。 約10年後に道ばたで発見され、長い月日を経てお寺に戻りました。
福松山(ふくしょうざん)
自性院
真言宗
御室派
永正年間 (1504〜1521年)
聖観世音菩薩
伊丹三河守
福松山 慈眼寺 自性院