まつみねじんじゃ
秋田県大館市松峰字大山
蘇我天皇御宇弘仁8年(818)弘法大師が開基する。金銅で阿弥陀観音像を作り、白銀を以て鏡となし、弘仁13年社殿が造営される。天安元年(857)3月、地震のために全てが埋没する。寛平3年(889)宇多..
蘇我天皇御宇弘仁8年(818)弘法大師が開基する。金銅で阿弥陀観音像を作り、白銀を以て鏡となし、弘仁13年社殿が造営される。天安元年(857)3月、地震のために全てが埋没する。寛平3年(889)宇多天皇御製「いやましの光りも時に埋まるる あらはれ照らせ松峯の月」を賜る。同年、菅原道真公、月山大権現の真筆の額を奉納せられ、小野良房、社殿造成以後、数百年間経歴判明せず。 応永10年(1428)浅利氏が社殿造成。慶安元年(1648)、佐竹氏が不動仏を信仰して、本社は仏堂の姿に変わる。寛政年間に別当の伝寿院の僧侶が土中より駅路の鈴を発見する。1享和元年(1801)藩主佐竹義和が領地巡検の際に、この鈴を献上する。鈴は現在、東京国立博物館蔵。 明治3年不動仏を廃する。例祭には旧藩庁より弊物を送られる。1873年(明治6年)に村社になる。現在の祀神は月読大神である。本殿は昔、古田中村と称したが、鎮座する山名の松峰を以て「松峰神社」とする。
月夜見大神 不動明王
村社
弘仁8年(817)
秋田六郡三十三観音霊場の32番霊場
5月8日
大館市松峰字大山10(奥宮) 大館市松峰字仁王田141-5(里宮)