妙光寺は、天正7年(1589)空誉上人によって創建されと伝えられています。 延宝8年(1680) 日珠上人により現在の宗派となりました。
一字一石経は、 径約3cm内外の川原石1個に経文文字を書写しているもので、判読、照合したところ、 妙法蓮華経、 陀羅尼経第26品の経文です。
鳥山城主大久保忠胤の子、忠定は跡目相続のことで内紛となり非業の 死をとげ本寺に埋葬されました。後の城主大久保忠成が文政7年(1824)10 月21日を期して慰霊、 追善供養のための法要を当寺で営みました。 この一字一石経は、その法要の際に埋納されたと考えられます。 昭和15年(1940) 境内整備の際に発見されました。 来歴を推定できる貴重なものです。
境内には、天明8年 (1788) 烏山城主大久保家の一族として生まれ、 烏山仕法の推進に尽力した大久保次郎左衛門の墓 (市指定文化財)があります。