おおいわこうぼういん
福岡県田川郡香春町大字香春2919
金剛界を表す巨岩に刻まれた摩崖仏で、岩の下には仏の胎内(胎蔵界)を表す長さ20.5mの洞窟がある。制作年代は不明だが、鎌倉期よりは浅く、江戸時代以降のものとされる。
巨岩には、金剛薩埵(こんご..
巨岩には、金剛薩埵(こんごうさった)を中央に、右に虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)、左に天忍骨尊(仮)(あめのおしほねのみこと)を配した三尊と、釈迦如来の種子「भः」(バク)、不動明王の種子「हां」(カーン)の2つの梵字が刻まれている。