社伝に応永元甲戌年(1394)荒田町に創建すという。その後文政四辛巳年(一八二一)七月、現在の社地に遷座する当時の棟札に”今度御社地替え儀御上え願上候処相済今般村の中新地え奉遷なお幾万々年も村中安穏に守幸給と申す”とあり社殿を修
復する。明和四年(1767)二月、田畑百穀成就を祈願、天明八年(1788)の変災には若い者四人で石造の常夜燈を献進するなど昔から氏子の崇敬殊に深く昭和十三年十一月二十日、指定社となる。同二十年五月十七日空襲により社殿災上せしも直ちに復興同四十一年社殿を改築し現在基本財産二千有余万円を積立て崇敬の念益々厚い。